プラモデル作ったった。

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「最近の小学生はプラモデルを作らなくなった」というウワサを聞いてから久しい。
最寄りの小学生(何だそれ?)にきいてみても、「プラモデル…?」「作ったことない」etc.と、現実にもやっぱりそうみたい…。

ところがある時、小学2年生(現新3年生)になってしまった“少年”が、
「オイちゃん、プラモデル作ってみたいんだけど…」と僕に言う。

聞けば、「“何とかカンとか”のエルビーエックスが…」とよく分からない用語が次から次へ。

チンプンカンプンな僕は適当に相槌を打ちながら、“プラモデル”という単語を頼りに、
「へぇ、じゃガンダムのプラモデルでも作るか?」と言ってみた。
すると、「ガンダムじゃなよ、エルビーエックスだよ!」と語気強く返答してくる。

去年までは仮面ライダー一辺倒だった彼が、新しいものに興味を持つ事に、どこか不思議さみたいなものを感じながら、
「OK、今度遊びに来た時にでも作ろうな」と、またまたテキトーに応えておいた。


でも、放ったらかしはマズイ。
時間が空いた時に、少年がいっていた“えるびーなんとか”を検索してみると、『ダンボール戦記』という単語に行き着いた。
どうやらテレビアニメのようなので、いつもの某サイトで第1話を流して観てみた。

なるほど。

しかし、コリャあんた、

『プラレス3四郎』の焼き直しではないか!

僕は子供の頃、確かこのアニメの下敷き(←懐かし!)を使っていたハズだ。


とまぁ、そういうワケで、1週間もあけず“今度”がやってきてしまったので、近く(もなければ、そう遠くもない)のトイ○ラスへ少年とお買い物。

売り場で目をキラキラ輝かせながら、アレコレ物色する少年。

周囲には同じく目がキラキラの子供たちが、
「ホラ、早く決めなさい!」
「○△□じゃなくていいの?」
「今日は1つだけっていったでしょ!」…とかなんとか、親にまくしたてられながらも、アレやコレやと違う箱を手に取って、夢を膨らませている。
このあたりは僕達が子供のころと変わらない。

しかし、そんな光景を眺めていて気が付いた。
子供が群がっているのは『ダンボール戦記』のプラモデルがあるとこばかりなのだ。

振り返ってみると、通路を隔てた棚は、一面『機動戦士ガンダム』系のプラモデル(=“ガンプラ”)。
そこに子供の姿はない。

時折、中高生が箱を手に取ってみたり、僕たちオッサン世代が眼光鈍くチラ見する程度だ。
僕も今はガンプラには興味はない。

少し離れたところから、しばらくそんな活況を、遠くに祇園精舎の鐘の声を感じながら傍観していたのだけど、興味持ちはじめの、プラモデル初心者の少年は、どれにするか決められないでいる。

「そろそろ決めないと、作る時間がなくなるぞ」と促すと、少年はひと言「あ、そうか」と言い、渋い顔をしながらまたウロウロ。

それほど下調べをしていない僕は、適当に箱をつかんで「コレはどう?」「ならコイツは?」「コレはカッコイイんじゃない?」と勧めてみるのだけれど、少年はなかなか首を縦に振らない。
「欲しいのはないのか?」と聞くと、「ボク、“○×△□☆”がイイんだけど、見つからないんだよ」と吐露。

“○×△□☆”とは、このアニメの最初期の主人公キャラが操作するLBX(←“えるびーえっくす”の正体)で、当然プラモデル化も最初のシリーズナンバー“001”。
人気も入荷時期もあいまって、残念ながらその日は“在庫なし”。

仕方がないので、売り場にあったシリーズナンバーが一番大きいモデル(≒最新)、『№010 LBXオーディーン』の箱を手渡して、「よし! コレにしよ!」と、納得いっていない体の少年に、ウムをいわさずキャッシャーへ。

帰り路。
少年に不満をきいてみると、「ボクこれ知らないんだよぉ」と。
どうやら少年は、CATVか何かで『ダンボール戦記』を観ているらしく、地上波のそれより数週遅れている(某公共放送局の再放送的なカンジ)みたいなのだ。

家に着いて。
早速、某バンダイのサイトを見せて、「ほら、このモデルが最新だぞ!」と、強引に説得。
まったく、オトナってヤ~ね。

そして、一緒に来ている“P-chan”(=少年の妹)のために(←オ子チャマには“平等”にネ)買った『003 LBXクノイチ』と同時に作り始めた。
もちろん、『クノイチ』はほとんど僕が作ることになったのだが…。

さてさて、“組み立て説明書の読み方”から、“プラモデルの作り方”的なひと通りのインストラクションを終え、ようやく黙々の時間開始。

ただ、僕とP-chanは「このパーツを切り取れ」だの「コレとコレをパチッとくっ付けて…」だの、ペラペラしゃべり続けていたのだけれど。
時々、「ねぇオイちゃん、ココできないよぉ」と言う少年の疑問、質問、泣き…などに応えつつ、2時間半ほどで完成!

無論、元々それほど興味もなかったP-chanは、途中からまったく別のことを始めていた。

つまり、『クノイチ』は、ほとんど僕が作ることに…。


コレがイケなかった!


…ん? やっぱりまた無用に長くなったな。
というワケで、ここからはスピードアップなのだ!


少年たちが帰った後、何となく不完全燃焼気味(何でや?)だった僕は、本当に何となく、玩具売り場にプラモデルが置いているスーパーに行ってみた。

おぉ、あるではないか!
しかも某ト○ザラスよりも安い!

メーカーのサイトを眺めている時に、声にはしなかったが「オレならコレだな!」という目星は付けていたのだけど、そのモデルは在庫なし。

何だろ、つまりその時にはすでに僕は、

プラモデル作る気満々

だったのである。

在庫の中から適当に、琴線に触れるパケ絵のモデルを選んでキャッシャーへ。
それにしても、夜の9時に、普通のスーパーにプラモデルを買いにくるオッサンって…。
店員の目にはどう映っていたのだろうか?

で、買ってみたのがコレ(で、できたのがタイトルphot)。
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『012LBXフェンリル』というヤツだ。

独りで“コッソリ的”に箱を開けると、う~ん、何かとても懐かしいニオイがする~ぅ!
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ホイホイホイっと小1時間程度で組み上げて眺めた。付属のシールは貼らなかった。


で、気が付いてしまった!

僕の不完全燃焼(≒“プラモデル作った感”がなかったの)は、“色”を塗っていなかったからなのだ!

今のプラモデルは、ランナーにパーツがくっついた状態で、すでにプラ自体色分けされていて、塗料を塗る必要性があまりないようにできている。
オマケに、接着剤を使わなくても、かなりの精度でカチッとパーツ同士が合わさってしまう(!)。

細かいこというと、部分的には設定上、塗装しなければならない箇所もあるにはあるのだけど、付属のシールがその大部分を補完している。
ヲソロシイぞ、日本のプラモデル!

でもね…。

でもね…、

それで完成って、やっぱりオカシクないかい!


“プラモデル”って、もっとラッカーのにおいを嗅ぎながら作るもんじゃないのかね~っ!

組み立てている途中は接着剤、単色のプラ素材に着色する時は塗料。
少年時代、いつもいつも、母親に「バカになる(現にそうなってしまってはいるが)から、窓開けて換気しろ!」って、冬でもドヤされて作るのが、“プラモデル”ではなかったのか?

その過程をも、面白がって作るのがプラモデル…だったハズだ。

「子供のプラモデル離れ」の遠因は、シンプルで、作りやすくて、お気軽で…、にしてしまったメーカーの責任も大きいのではないだろうか?

だって、パチ組みや素組みでは、“作った感(とか満足感とか充足感)”が得られないんだモン!


というワケで、夜な夜な(このブログでは何度も出てくる)“道具箱”をひっくり返して、塗料を引っ張り出してくる。

ぬぅっ! 持っていたのは全て、タミヤのアクリルカラー。
“ラッカー”のカオリなどしない(涙)。

それでも、手持ちの色で塗りきれるようなので、早速着色開始…、のハズだったのだが、各色溶剤が飛んでドロドロ状態になっていた。

翌日、閉店間際の某電気量販店の模型コーナーで、接着剤、アクリルシンナー、ラッカーパテ等を買いつつ、「次のプラモデルは~」とかシャッター半閉じ時間まで物色(笑)。


っていうか、全然“スピードアップ”してないやろ?


てなワケで、“昔取った杵柄”的に、肉抜き部分の補正とかしながら、「どや、“色”塗った方がカッコイイだろ!」的完成を迎えたワケなんだけど、結果的に、少年は「へぇ、スゴイね」とのたまったにすぎなかった。

軽い失望感。
「ディテールアップ」などという言葉は、少年たちにとっては、死語に等しい概念になってしまったのだな、と無力感に捕らわれそうになっている時、ひと言。

「ボク、今度色塗ってみるよ!」と。  !

ま、今の子供ってこんな感じなんだろうね。


そうそう、気が付いている人もいるでしょうが、タイトルphoto、“尻尾”がありません。
完成して、「せっかくだから写真でも」と、多少見栄えのするポーズを…と、グリグリイジリ過ぎてポキッ!
付け根から折れました(涙)。
今はこんな状態に。
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“プラ棒”なんて気のきいたものなど持っていないので、ポリキャップの穴径に合うランナーを突っ込んで接着固定中。
しっかり乾燥させてから組み立ての予定。

ま、完成しても、写真撮る気もないですが(笑)。


てなワケで、『プラモデル作ったった。』はこれにて終………では、なかったのデスッ!



あぁ、気が付けば、いつのまにか手元にはこんなものが…(涙)。
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イカンな、ハマってしまいそうだ。




っていうか、すでに完成させてしまっていたりする。
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完全塗装で、部分的にディテールアップ。
ディスプレイ用のケースに入れて、少年の誕生日にプレゼントしてあげた、とさ。

メデタシメデタシ。

…今頃、アタマとか腕とかバラバラになっているだろうけど。







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