そういえば…、今日は“ハセツネ”

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去年の今日(正確には明日だけど)、そして今頃、僕は山の中を走っていた。
今日は昼ごろから何だかソワソワして、意味もなく落ち着かなかった。
そう、今日は『ハセツネ』。
今もまだ数多くのランナーが、ヘッドライトの明かりを頼りに、山の中で喘いでる。(Photo by MW)

去年の今(24時前後)、僕はまだ第2関門付近にいた。
人一倍汗っかきの僕は、ようやくここで1.5Lの水を支給され、粉末のドリンクを溶かしながら、束の間の休息を取っていたハズだ。
「ふ~っ」とか「へ~っ」とか言いながら。

あと30kmもあるのに!(涙)

この約3時間後、睡魔の手で優しく撫でられてしまうことも知らずに…。

多分、大岳山の手前くらいの登りだったと思う。
時々ヘッドライトの反射で何かが、チラッ、キラッと光るようになってきた。

疲れた頭で、「アレはいったい何なのだろう?」と、やっと“凝視”することに決めた僕は、反射源に目を凝らした。

人、だった。
もちろん、ランナーだった。
みんな後からくるランナーの邪魔にならないように、トレイル脇の平坦な所に横になっていた。
というよりむしろ、各々が各自の“睡魔”と闘っていたのである(…というのもその後僕も経験する)。

反射光は、ウエアやシューズ、バックパックなどに縫い付けられた“リフレクター”だった。
子供服や靴などには多く施されているアレだ。

『ハセツネ』経験者(といっても、“遅いほう”の人)なら知っていると思うが、“この先”を見渡そうとライトの角度を遠方に変えた時、恐らく前方を走るランナー達の、森の暗闇に浮かび上がる“反射光”が、違和感を感じるくらいの、不思議な、人工的ではあるが、幻想的で茫洋とした、弱い道先案内のように視界に飛び込んできたハズだ。

昼間にはあまり気が付かないけど、“トレラン”用の装備には結構、リフレクターが用いられている。

それが、トレイル脇の石ころのように転がり始めるのだ。

以前、「…深夜、突発的に地面に突っ伏してチョイ寝する、“ありえない自分”を…」と、このブログに書いたことがある。

それは強調でも、脚色でもない。
実際に、そんな時間が突然やってきてしまうのだ。

その時になって、“束の間の安らぎの場所”を求めても、すでに先約満室になっているので、寝心地のよさそうな場所を探すのに体力を消耗することになる(ウソじゃないよ!)。

「ちょっとだけ…」と思って目をつぶると、開いた時には10分以上経っていたりするから恐ろしい。

まあいい、いや、今走っている人達が、本当に、本当にうらやましい!

僕は今、この瞬間にも、奥多摩のシングルトラックを走っている、いや歩いていてもいい。
とにかく、あのフィニッシュゲートに向かって突き進んでいるすべての人に、最大限のエールと、パワーと、賛辞と、

がんばれ~っ!

という心底からの気持ちを込めた言葉を、熱烈に送り(贈り)たいのだ。

その先には、フィニッシュゲートの“ピピッ”という音と、Finisher’s T、そして、人生でも(多分)あまりもらえない“ヒョーショージョー”が待っている!

検討を祈りマス!



…ったく、『ヤリホ~!』の本体もアップする前に、こんなの書いていいのか?
むろん、イイノデアリマス。



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